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無機塗料の弱点とは?外壁塗装で失敗しないための注意ポイント

外壁塗装を検討する際に、「無機塗料」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。無機塗料は耐久性が高く、汚れにくいなどのメリットが多いことで知られています。しかし、「高性能だから絶対に安心」と思い込んでしまうと、思わぬ落とし穴にハマってしまうこともあるのです。

長く安心して暮らせる住まいを守るためにも、無機塗料の「弱点」や「注意すべきポイント」を正しく知っておくことが大切です。この記事では、外壁塗装で失敗しないための無機塗料の特徴や注意点について、やさしく丁寧にご紹介していきます。

 

無機塗料とは?その特徴と人気の理由

無機塗料とは、無機物(ガラスや鉱石などの自然素材)を主成分とした塗料のことをいいます。一般的な塗料は有機物(石油系の化学物質)が主成分ですが、無機塗料はその成分の違いから、非常に高い耐久性を持っています。

無機塗料のメリット

・耐久性が高く、長持ちする
無機塗料は紫外線に強いため、塗膜が劣化しにくく、20年以上の耐用年数があるといわれています。これにより、頻繁な塗り替えの必要がなく、長期的に見ると経済的です。

・防汚性が高く、汚れにくい
表面がツルツルしており、ホコリや排気ガスなどの汚れが付きにくいのも特徴です。雨で汚れが流れやすいため、外壁の美しさを長く保つことができます。

・カビ・藻が発生しにくい
無機塗料は防カビ・防藻性にも優れており、湿気の多い地域や北側の外壁にも安心して使えます。

 

なぜ人気なのか?

これらの理由から、「せっかく塗装するなら長持ちするものを」と考える多くのご家庭が、無機塗料を選ぶようになっています。特にこれからのメンテナンスを減らしたいと考えている方には魅力的に映ることでしょう。

しかし、このように良い点ばかりが目立つ一方で、実は見落としがちな弱点や注意すべき点も存在するのです。次の項目では、無機塗料のデメリットについて詳しく見ていきましょう。

 

無機塗料の弱点とは?

無機塗料は高性能な塗料として人気がありますが、どんな塗料にも完璧はありません。無機塗料にもいくつかの弱点があり、それを知らずに選んでしまうと後悔するケースもあります。
ここでは、外壁塗装で失敗しないために、知っておくべき無機塗料の主なデメリットを丁寧に解説します。

1. 柔軟性が低く、ひび割れに弱い

無機塗料の大きな弱点のひとつが、塗膜の柔軟性が低いことです。外壁材は、日々の気温差や湿度の変化で微妙に伸び縮みしています。その動きに追従できないと、塗膜が割れてしまうことがあります。

特に築年数の経った住宅や、地震の揺れが多い地域では、壁に小さなヒビが入りやすくなります。無機塗料はこのようなヒビに対応しにくいため、クラック(ひび割れ)が目立つ原因になることもあるのです。

 

2. 施工が難しく、職人の腕に左右される

無機塗料は高性能な分、施工に高い技術が求められます。塗る際の気温や湿度、下地処理の精度によって仕上がりが大きく変わるため、経験の浅い業者や安価な施工業者に依頼すると、せっかくの性能が発揮されないことがあります。

たとえば、下地にきちんと密着していないと、数年で剥がれてしまったり、ムラができてしまったりするリスクもあるのです。

 

3. コストが高め

無機塗料は耐久性が高い反面、価格がやや高めに設定されています。一般的なシリコン塗料やラジカル塗料に比べると、1平米あたり1,000円以上高くなることもあります。

「長持ちするから」と高額な塗料を選んでも、家の状態や立地条件によってはそこまでの耐用年数を活かせないこともあるため、費用対効果を慎重に見極める必要があるのです。

 

無機塗料が向いている家・向いていない家

無機塗料には確かに多くのメリットがありますが、すべての家に最適というわけではありません。家の構造や築年数、立地条件などによって、無機塗料の良さを十分に発揮できるかどうかが変わってきます。

ここでは、「どんな家に無機塗料が向いているのか?」反対に「無機塗料を選ばない方がいいケースはどんなものか?」について、分かりやすくご紹介します。

無機塗料が向いている家

1⃣築年数が比較的新しく、外壁に大きな劣化がない家
新築後10年以内など、外壁の状態が良好な家では、無機塗料の耐久性をしっかり活かすことができます。下地がしっかりしていれば、塗膜が長持ちしやすいのです。

2⃣地震が少なく、外壁にヒビが入りにくい地域
柔軟性に欠けるという無機塗料の弱点をカバーするには、外壁があまり動かない環境が理想的です。地盤が安定していて、揺れやひび割れの心配が少ない場所に建つ住宅におすすめです。

3⃣頻繁なメンテナンスが難しい世帯
塗り替え回数を減らせる無機塗料は、将来的な手間を減らしたいと考えるご家庭にぴったりです。「劣化に強い家にしたい」という思いから、無機塗料を選ばれる方も増えています。

※窯業系サイディング、モルタル外壁、ALC(軽量気泡コンクリート)パネル、金属サイディング(ガルバリウム鋼板など)の外壁材に向いています。

 

無機塗料が向いていない家

1⃣ ひび割れしやすい素材の外壁

無機塗料は塗膜が硬く、柔軟性があまりありません。
そのため、もともと ひび割れが起こりやすい外壁材 には向かないことがあります。
塗膜が伸びにくいため、外壁の動きに追従できず、再びひびが入ってしまう可能性も。

こういった外壁では、
シリコン系塗料や弾性塗料のような柔らかい塗膜の方が適している場合があります。

 

2⃣ 外壁材が無機塗料と相性の悪い家

外壁材によっては、無機塗料がうまく密着しないことがあります。
特に、

・吸水性が高い素材

・表面に特殊コーティングが施されている外壁

などは、無機塗料の性能を十分に活かせず、施工が難しくなることがあります。

そのため、外壁の素材に合わせて、適した塗料を選ぶことが大切です。

 

3⃣ ライフプランに合わせて費用を抑えたいご家庭

無機塗料は性能が高いぶん、初期費用が上がりやすくなる傾向があります。
そのため、

・今は出費を抑えたい

・他の修繕や生活費が重なる時期

・予算の中で無理なく施工したい

といったご家庭では、シリコン塗料やラジカル制御塗料のほうが選びやすい場合があります。

“無機塗料ではだめ”というより、
家計や状況に合わせて、負担の少ない選択肢を選ぶ方が安心というイメージです。

 

4⃣ 引っ越し・売却の予定がある家

無機塗料のメリットは、20年以上の長い耐久性です。
しかし、

・数年以内に引っ越しを考えている

・売却予定がある

・今だけきれいに見えれば十分

という場合は、長持ち性能を十分に活かしきれません。

短期間での住み替えを予定している住宅では、
シリコン塗料やラジカル塗料など、費用負担を抑えつつ見た目を整えられる塗料の方が合理的 です。

 

無機塗料を選ぶときの注意ポイント

無機塗料には多くの魅力がありますが、選ぶ際にいくつかの注意点を押さえておかないと、後悔することにもなりかねません。ここでは、無機塗料を選ぶときに気をつけたいポイントを、わかりやすく解説します。

1. 「完全な無機塗料」は存在しない

実は、「無機塗料」といっても、100%無機成分だけでできた塗料はほとんど存在しません。なぜなら、無機成分だけでは塗料としての柔軟性や密着性が足りないからです。そのため、実際には無機と有機の成分を混ぜた「ハイブリッド塗料」が主流になっています。

つまり、「無機塗料」と表示されていても、メーカーや商品によって無機成分の配合率が異なります。どの程度の無機成分が含まれているのかを確認することが大切です。

 

2. 「グレードの高い無機塗料=すべて良い」とは限らない

高性能な無機塗料でも、使用する外壁材や環境によっては性能を発揮できないことがあります。例えば、海の近くや湿気の多い場所では、塗膜にかかる負担が大きくなり、劣化が早まるケースもあります。

また、外壁材の種類(サイディング・モルタルなど)により相性があるため、プロの診断を受けたうえで判断することが大切です。

 

3. 「信頼できる業者選び」が最重要

無機塗料は、技術力のある職人による施工が不可欠です。丁寧な下地処理や適切な塗布回数、乾燥時間など、細かな工程を守らなければ、その性能は十分に発揮されません。

そのため、「ただ価格が安いから」「営業マンの感じが良かったから」という理由だけで業者を選ぶのは危険です。無機塗料の実績が豊富で、施工後の保証もしっかりしている業者を選ぶようにしましょう。

 

4. 塗料メーカーの信頼性もチェック

有名な塗料メーカーが出している無機塗料であれば、製品の品質や安全性が確保されている可能性が高いです。選ぶ際は、製品の口コミや評判、施工事例などを参考にして信頼性を確認することをおすすめします。

 

 

無機塗料と他の塗料の違いを比較

外壁塗装には無機塗料のほかにも、さまざまな種類の塗料があります。代表的なものとしては、シリコン塗料・フッ素塗料・ラジカル塗料などがあり、それぞれに特徴や価格、耐久性の違いがあります。

ここでは、それぞれの塗料と無機塗料を比較しながら、自分の家に合った塗料選びの参考になる情報をわかりやすく解説します。

1. 耐久性で比較

塗料の種類 耐久年数の目安 耐久性の特徴
無機塗料 20年以上 最高クラス。紫外線に非常に強く、劣化しにくい
フッ素塗料 15〜20年 高耐久で公共施設でも採用される
ラジカル制御塗料 13〜15年 劣化因子を抑える新技術。シリコン以上の耐久
シリコン塗料 10〜12年 価格と耐久のバランスが良く、一般住宅で最も普及

無機塗料は他の塗料と比べて、トップクラスの耐久性を誇ります。頻繁に塗り替えをしたくないご家庭や、将来的なメンテナンスを減らしたい方にはおすすめです。

 

2. 価格で比較

塗料の種類 価格帯の目安 コストパフォーマンス
無機塗料 高い(約90〜130万円)※あくまで目安です 塗装内容によって大きく価格が変動します。 初期費用は高いが、長期的には安くなることも
フッ素塗料 やや高い(約80〜120万円)※あくまで目安です 塗装内容によって大きく価格が変動します。 耐久と価格のバランスが優秀
ラジカル制御塗料 中間(約65〜100万円)※あくまで目安です 塗装内容によって大きく価格が変動します。 耐久は高めで価格も抑えられる“ちょうど良い”選択肢
シリコン塗料 中間〜やや安い(約60〜95万円)※あくまで目安です 塗装内容によって大きく価格が変動します。 最も選ばれるスタンダードでコスパ◎

無機塗料は高性能な分、初期費用が高くなりやすい傾向があります。長期的なコストパフォーマンスを重視する方には向いていますが、売却予定の住宅や初期費用を抑えたい方は慎重に検討する必要があります。

 

3. 美観・汚れにくさで比較

無機塗料は表面がツルツルしており、汚れがつきにくく、雨で汚れが流れやすい「セルフクリーニング効果」があります。これは他の塗料にはあまり見られない特徴で、外壁の美しさを長く保ちたい方にとって大きなメリットです。

 

4. 使い勝手・柔軟性で比較

シリコン塗料は柔軟性が高く、外壁の微細な動きにも対応しやすい特徴があります。一方、無機塗料は硬さがあるため、動きの大きい建物や地震が多い地域ではひび割れのリスクが高まることがあります。

 

まとめ:無機塗料の特性を理解して、後悔しない外壁塗装を

無機塗料は、外壁塗装の中でも非常に優れた耐久性と防汚性を兼ね備えた高性能な塗料です。長期間にわたって住まいの美しさと保護機能を維持できるため、「もう何度も塗り替えをしたくない」とお考えのご家庭にはとても魅力的な選択肢といえるでしょう。

しかし、その一方で、

・柔軟性がなく、ひび割れに弱い

・施工に高度な技術が必要で、業者選びを間違えると失敗する

・価格が高めで、家の状態によっては費用対効果が悪くなることも

といった見落とされがちな弱点も存在します。

また、「無機塗料」と一言で言っても、その成分や品質には大きな差があります。ハイブリッド型の無機塗料が多いため、成分比率やメーカーの信頼性、施工業者の実績なども総合的に判断することが重要です。

塗料選びで後悔しないためには、

1⃣自分の家の状態や築年数、立地をきちんと把握すること

2⃣塗料の特徴をしっかり理解すること

3⃣信頼できるプロに相談し、最適な提案を受けること

この3点がとても大切です。

最後に、「高いから良い」「人気だから安心」という理由だけで選ぶのではなく、その塗料が自分の家に合っているのかどうかを、しっかり見極めることが成功のカギになります。家族と安心して長く住める家を守るためにも、無機塗料を選ぶ際は丁寧に情報収集をして、納得のいく外壁塗装を目指しましょう。

 

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