外壁塗装のトラブルの中でも特に多いのが
「塗膜の剥がれ」 です。
見た目が悪くなるだけでなく、防水性が落ち、外壁材の寿命を縮める原因にもなります。
しかし、正しい原因を理解し、適切な対処を行えば、
剥がれは再発を大幅に防ぐことができます。
ここでは、外壁塗装が剥がれる主な原因と、再発させないための対処法を詳しく解説します。
■ 外壁塗装が剥がれる主な原因
外壁塗装が剥がれる原因は大きく 施工不良 と 経年劣化 に分けられます。
🔹 1. 下地処理不足(施工不良の代表例)
最も多い原因がこれです。
- 高圧洗浄が不十分
- 旧塗膜や汚れが残ったまま塗装
- ひび割れ・コーキング劣化を補修せずに塗装
- サビ落としをせずに塗装
下地が整っていないと、いくら良い塗料を使っても密着せず、剥がれにつながります。
🔹 2. 塗料の希釈割合が不適切
塗料を薄めすぎたり、混ぜ方が悪いと塗膜が弱くなり、剥がれやすくなります。
🔹 3. 乾燥時間を守らない
外壁塗装では、
下塗り → 中塗り → 上塗り
それぞれの乾燥時間が重要です。
急いで塗り重ねると、内部に湿気が残り、塗膜が膨れたり剥がれる原因に。
🔹 4. 気温・湿度が適さない環境で塗装した
塗装に適した条件は
気温5℃以上
湿度85%以下
これを守らないと塗料が硬化せず、密着不良につながります。
🔹 5. 経年劣化
外壁は常に雨・紫外線・風にさらされているため、
10年以上経つと塗膜が劣化し剥がれやすくなります。
🔹 6. 外壁材そのものの不良(難付着サイディングなど)
意匠性サイディングには、
塗装が密着しにくい「難付着」タイプがあり、
専用プライマーを使わないと剥がれることがあります。
■ 原因別の対策まとめ
| 原因 | 再発防止の対策 |
|---|---|
| 下地処理不足 | 洗浄・ケレン・補修を丁寧に実施 |
| 希釈不良 | メーカー基準の希釈率を厳守 |
| 乾燥不足 | 各工程で十分な乾燥時間を守る |
| 気候条件 | 適した温度・湿度を確認 |
| 経年劣化 | 適切なタイミング(10〜15年)で塗装 |
| 難付着サイディング | 専用プライマー使用+下地診断 |
■ 剥がれた外壁の正しい補修方法
剥がれを放置すると、雨水が外壁内部に浸入し、
カビ・腐食・雨漏りのリスクが高まります。
再発を防ぐためには、以下の工程が必要です。
✔ 1. 剥がれ部分をしっかり除去(ケレン作業)
浮いた塗膜をすべて削り落とし、平らに整えます。
✔ 2. 下地の洗浄・補修
ひび割れ補修
コーキング打ち替え
サビ落とし
下地を整えることが最重要。
✔ 3. 専用の下塗り材(プライマー)を使用
外壁材に適した下塗りを選ぶことで、密着力が大幅に向上。
✔ 4. 規定の3回塗りで仕上げる
下塗り → 中塗り → 上塗り
を丁寧に行うことで耐久性が回復します。
■ 施工不良を防ぐための業者選びのポイント
✔ 経験豊富な職人がいるか
剥がれを防ぐのは技術力が必須です。
✔ 下地処理の工程が見積書に明記されているか
「一式」表記は要注意。
✔ 使用する塗料・下塗り材が具体的か
メーカー名・品番まで書いてある業者が信頼できます。
■ まとめ:外壁の剥がれは原因を特定し、正しく補修すれば再発を防げる
外壁塗装が剥がれる原因の多くは、
下地処理不足
施工不良
気候条件の無視
など、プロの技術不足によるものがほとんどです。
しかし、適切な下地処理と工程管理を行えば、
剥がれの再発は大幅に防止できます。
ペイントホームズ大網白里店では、原因の徹底診断と、
メーカー基準を守った高品質な施工で、剥がれに強い外壁塗装をご提供しています。
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