屋根材の種類とメンテナンスのサイン

屋根材には大きく分けて4種類です。

 

【スレート屋根】

代表的な屋根材の1つで、薄い石質の板でできた屋根材です。比較的他の屋根材より安価なので、近年では新築の建物に使用されています。

【粘土瓦】

塗装の必要がない屋根材です。粘土を使用した屋根材で、窯で焼いて作ります。粘土瓦には「釉薬瓦」「いぶし瓦」「素焼き瓦」などの種類があります。

【モニエル瓦】

セメント瓦の1つで、セメントと川砂を混ぜて作られたものです。粘土瓦より表面がゴツゴツしています。また、小口がすっきりしているセメント瓦に対して、モニエル瓦は小口が凸凹しています。

【金属屋根】

金属板を使用した屋根材です。アルミニウムや亜鉛が含まれており、錆びにくく、軽量にできています。

 

それぞれの注意点

  • スレート屋根

防水性が他の屋根材と比べて低いです。ひび割れなどを起こすとそこから水が侵入して、雨漏りの原因になってしまいます。

  • 粘土瓦

塗装の必要がない分、メンテナンスを怠りがちになります。塗装しなくても劣化は進むので、割れやズレが生じたら、一気に水の侵入を許してしまいます。

  • モニエル瓦

衝撃に弱く、強風や台風などでものが飛んできた場合、割れやすくなっています。

  • 金属屋根

どんなに錆びにくいと言われていても、金属なので、劣化が進むと錆びの発生を許してしまいます。

 

このような症状が出始めたら、すぐに塗装や補修工事を行いましょう。